2015年4月12日日曜日

自閉症の紹介をします。

自閉症は、障害です。

自閉性の基本的特徴は、
以下の3つを主な特徴とする行動的症候群とされています。
 
①対人的相互反応の質的な障害
②意思伝達の著しい異常またはその発達の障害 
③活動と興味の範囲の著しい限局性
 
この3つの特徴を見ていただければお分かりになると思います。
私の言葉で説明をすると、
「○○のような行動・振る舞い・感じ方をする人」
というような基準なのです。
 
・・・・・

また、
自閉症スペクトラム(連続体)
と言われます。

例えば、特性のある人を、
特性のはっきり出ている順から並べてみたとして、
1~67を障害とみなし、
68~は健常とみなす、
というようなことです。

つまり、67と68の境目って、
かなり微妙な違いかもしれないんです。

だから、世の中には、特性を持っているけれども
特に障害と認定されずに生活しておられる方もいらっしゃいます。
よく、グレーゾーンの方、という表現をします。
 
ですから、
診断を下しにくい障害とも言えるのかもしれません。
 
 
・・・・・
 
自閉症は、病気ではなく障害ですので、
治癒することはありません。
また、生まれてから何かのきっかけで障害になる、
という類の物ではありません。

ですから、生まれたての赤ちゃんの時から、
何かの兆候を現していることが多いです。
 
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また、一般の方にわかりづらいのが、
知的障害との関係です。

知的障害と自閉症とは、全く別の尺度です。
知的障害がないけれども、自閉症の特徴がある人。
知的障害があって、自閉症の特徴もある人。
ややこしいですね。
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私の息子は、知的障害を伴う自閉症です。
知的障害も重いですし、
自閉症の特徴は、すべてにおいてしっかりと当てはまる、
完璧な自閉症だと思います。

ちなみに、
知的障害が重いことと、
自閉症の特徴がかなり濃いことと、
どちらが大変だと思うか?

私個人的には、
「自閉症の特徴」
が大変だと感じます。
・・・・・
 
そんな特徴を持っている子供です。
当然赤ちゃんの頃から、
非常に非常に育てにくい子でした。
(これも、子供によって千差万別のようですが)

でも、診断が下りるのは、
だいたい3才頃です。

3才まで、まさに地獄絵図です。
それ以降も地獄絵図でしたが。
でも、皆さん勝手な憶測でものが言えないので、
「そんな子もいますよ」
「お母さん、休んでね」
「大丈夫ですよ、元気なお子さんですよ」
いや、しかし・・・

こんな子は、周りに一人もいません。

そして、休めるわけがないです。

夜もほとんど泣いていて、親子ともに寝られてないし、
昼間も布団に寝かすことすらできず、抱っこしているしかないし、

歩けるようになれば、
パニック、癇癪、勝手にどこかにいく、
人とのトラブルを起こす、
など

普通の元気なお子さんな訳がないです。
本当に、そんな訳がないんです。
 
・・・・・
 
自閉症の特徴がしっかりあてはまる場合、
3才頃で診断が下されます。

親にとっては
「死刑宣告のようだった」
「もやもやしてけど、やっぱり何かあったんだ」
「ああやっぱり」
いろんなご意見を聞きますね。
私は、目の前が白黒になり血の気がひいていったのを覚えています。
その後、1ヶ月くらいは、絶望感で誰とも話したくありませんでした。
本当に誰とも。
どうやって育児をしていたのかも、わかりません。

・・・・・

でも、この診断を下された後からが、
また新たな戦いの始まりだと言えます。

長くなりますので、次回に書かせていただきます。

タカマミー
 


4 件のコメント:

バクパパ さんのコメント...

ブログ開設おめでとうございます。
実践的子育てブログ、期待してます!

タカマミー さんのコメント...

バクパパさん
初コメントありがとうございます。
コメントをいれていただくのは、とても嬉しいですね。
いろんな育てネタを公開していければと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

KT さんのコメント...

コメントのテスト2。

タカマミー さんのコメント...

コメントのテスト2
公開ボタンを押さないと駄目でした。