2018年3月28日水曜日

大好きなおばあちゃん

息子はただ今春休み。

私は少しずれこんでから春休み。

この春は1週間休みがずれていました。

行き先は確保してあるものの、

7時台に家を出てしまう私と、

息子のディサービスのお迎えの9時や10時までの間、

どうしても留守番をしてくれる人が必要になります。

そんな時いつもは私の母が留守番に来てくれていました。

息子にとっては、いつも元気で大好きなおばあちゃんです。

でも、今日はおばあちゃんが来てくれませんでした。

代わりに、おじいちゃんが来てくれました。

前日、そのことを説明しました。

「おばあちゃんは、今病院にお泊りしているから、

明日はおばあちゃんではなくて、おじいちゃんが来てくれるからね。

おじいちゃんと賢くしていてね。」

※ちなみにおじいちゃんも

母の病院への付き添いの前に、我が家の用事を引き受けてくれました。

ありがとう、父。

・・・・・

でも、息子には理解できず、混乱してしまいました。

「おばあちゃんは、おうちに居る!」

「おじいちゃんとおばあちゃんが、玄関に来てくれる!」

「パパ帰ってくる!」(これは単身赴任の時の記憶から、ついでに言ったものです)

お母さんよりも元気なくらいいつもニコニコしていて、

いつも優しくしてくれるおばあちゃんしか知らない息子にとって、

病気のおばあちゃんが想像できないのは当たり前です。

・・・・・

夕方すべての用事が終わってから、

「病院におばあちゃんに会いに行く?」

と尋ねました。

「おばあちゃんのところ、行く!」

と息子は答えました。

ちなみに今日は手術日で、私は手術の時間に立ち会えなかったので、

顔を見に行きたかった私としても好都合でした。

しかし、息子は声を出してしまったり、

ウロウロしてしまったりするので、

病院では迷惑になるかなあと内心ひやひやしながらも、

病院に居るおばあちゃんを息子に見せておくのは、

良いことかもしれないなと思いました。

・・・・・

病室に入ると、化粧っけもなく、パジャマを着て、

鼻にストローのようなものを差しこまれ、

点滴につながれたおばあちゃんが横たわっていました。

息子はとてもびっくりした様子で、

椅子にじっと座っていました。

いつもと違うおばあちゃんの様子に、不安気でした。

外で人の声がすると

「お医者さん?」

と聞くので、

「お医者さんか看護師さんかな」

と答えると、

「お医者さん、おばあちゃん治してほしいって言う」

そんな風に言いました。

私とおばあちゃんが

「すぐ治るからね。おうちに帰れるからね。」

と息子に伝えたりしたので、

ここは病院で、お医者さんが治してくれる、

早く治してください、と言いたかったのでしょう。

そして、目的がないとじっとしていられない息子が、

今日だけは「帰らない」

と言って、椅子から立とうとしませんでした。

ずっとおばあちゃんの横に座っていようと

そんな意思が見えました。

・・・・・

おばあちゃんと私に説得されて、

ようやく病院を後にしました。

たくさんの語彙を持たない息子なので、

それ以降おばあちゃんのことは話しませんが、

何を感じ何を思ったのでしょうか。

「帰らない」と言った息子の様子は、

私にとっても驚きで、

私が伝えたかったメッセージを

受け取ってくれたかに見えました。

・・・・・

2日後、また息子と一緒にお見舞いにいきました。

パジャマではあるけれど、

すっかり元気になったおばあちゃんを見て、

いつも通りの息子に戻っていました。

一緒にカフェに行き、

散々いろいろ食べたり飲んだりしたら、

「さようなら」

と呆気なく帰ろうとする息子。

いつもの息子の様子に、おばあちゃんも一安心(!?)

・・・・・

今度はもうおうちに帰っているおばあちゃんに

会いに行こうね。

・・・・・

タカマミー






0 件のコメント: